| 医局長 | : | 佐々木 隆光 |
| 病棟医長 | : | 谷村 修 |
| 外来医長 | : | 吉田 陽一郎 |
1.外科再編による消化器外科
平成18年10月1日に福岡大学医学部外科学講座の再編が行われました。従来の心臓血管外科と外科学講座第1および第2を医学部外科学講座として1つにまとめ、その中に心臓血管外科、呼吸器・乳腺・小児外科ならびに消化器外科の3部門を置く再編を行いました。各教室の呼称は、医学部外科学講座の後に部門名を付け、我々の教室は医学部外科学講座消化器外科となり、教室員は旧1外科と旧外科2の消化器外科医により構成され統一されました。この再編の目的は、表示内容と診療内容が合致し分かりやすくなるだけでなく、教育・研究・診療の統一による活性化、さらに専門医を目指した研修の効率化を目指しています。
医学部外科学講座再編に合わせて福岡大学病院におきましても消化器外科の表示に統一されました。外来診療は、月曜日から土曜日まで初めての患者さんおよび再来患者さんのすべてを受け付けています。手術日は月曜日から金曜日までが手術日となっています。
2.病棟主治医チーム
消化器外科病棟の主治医チームは、3名の医師グループで1チームを構成し、9チームが担当致しています。基本的なチーム構成は、リーダー(第1ドクター)は消化器外科専門医、セカンド(第2ドクター)は外科専門医、サード(第3ドクター)は卒後3年目の外科医または卒後1,2年目の研修医としています。常時、これらのチームが持ち医となり患者さん1人に3名の医師が治療を担当いたします。手術は、この担当チームの医師に加え、教授、准教授、講師が参加し執刀します。
3.診療内容
消化管と肝胆膵の全領域の外科的疾患を診療致しています。平成23年度の治療症例数(手術数+非手術数)を示します。
| 食道 | 胃 | 大腸 | 肝臓 | 胆道 | 膵臓 | ERCP | ESD | |
| 治療数 | 117 | 153 | 299 | 84 | 334 | 223 | 471 | 80 |
☆食道癌治療は、呼吸器外科と消化器外科の食道を専門とする外科医がチームを組み、手術、化学療法、放射線療法などの治療を行っています。食道癌の内視鏡外科手術は最も得意とするところです。
☆胃癌治療症例数は多く、内視鏡的粘膜切除術(EMR)、内視鏡的粘膜下層切開剥離法(ESD)、腹腔鏡下胃切除術、開腹手術などの種々の治療法を駆使して最適の治療を選択しています。
☆大腸癌の手術症例数は九州で最も多い施設であり、EMR、ESD、腹腔鏡下手術、経肛門的内視鏡下マイクロサージェリー(TEM)、開腹手術など多くの治療手技の経験が豊富です。肛門温存手術は積極的に取り組んでいます。
☆小腸や大腸の炎症性疾患は消化器内科と協力し、最適の治療ができる体制を整えています。
☆肝臓癌治療は、ラジオ焼灼術(RFA)、マイクロ波焼灼術(MCT)、腹腔鏡下手術、肝切除術および肝移植を行っています。今後さらに積極的治療に取り組んで行く予定です。
☆胆嚢と胆管の疾患は胆石症、胆管結石、急性胆嚢炎・胆管炎および癌と幅広く、その対応は緊急性を要します。この領域に経験の深い多くの外科医を擁していますので迅速で適切な治療が可能です。
☆膵臓疾患は、検査や治療にあたり高い専門性を要求されます。この領域に熟練した外科医に加え若手医師を配置し、層の厚い人材を有しています。
☆急性虫垂炎やヘルニア嵌頓などで緊急度の高い手術を必要とする疾患にも24時間対応できるチーム体制を組んでいます。病診・病病連携を通して対応いたしています。
☆食道アカラシアに対して経口内視鏡的筋層切開術(POEM)をおこなっています。
我々の教室の活動に関する詳しい内容は、このホームページに詳しく紹介いたします。是非ご参照ください。
※病気や健康法に関するご質問などに電子メールや電話でお答えすることはできません。その場合には正式な受診手続または医療相談のかたちをおとり下さい。