| 医局長 | : | 牧野 太郎 |
| 病棟医長 | : | 衛藤 明子 |
| 外来医長 | : | 大矢 浩史 |
形成外科では先天異常、外傷、再建の三つがおもな診療の柱となります。これらの治療はほとんどが保険適用です。
生まれつきの外表の異常(先天異常)には、みつくち(口唇口蓋裂)、耳の変形(小耳症など)、目の変形(眼瞼下垂など)、頭の形の変形(クルーゾン病など)のような頭部顔面の変形から、漏斗胸、鳩胸、でべそ(臍ヘルニア)のような体幹の異常、そして多指症や合指症のような手足の異常までが含まれます。また皮膚の異常である「あざ」(血管腫や色素性母斑、脂腺母斑など)の治療も行っています。血管腫(赤あざ)用の色素レーザー、茶あざや青あざを対象とするQスイッチルビーレーザーも設置しています(レーザー外来)。
外傷は、おもに顔のきず(顔面外傷)とやけど(熱傷)です。すり傷や切り傷を早くきれいに治すための処置(創傷管理)から縫合、皮膚移植、さらにはきずあと(瘢痕)を目立たなくするための管理や手術まで行います。ケロイドの治療もこの中に含まれます。最近は床ずれ(褥瘡)や糖尿病性足潰瘍の患者さんが急増しています。これらの傷は治りにくいので難治性潰瘍(または慢性創傷)と呼ばれています。当科では慢性創傷のためのチームをつくり専門的治療を行っています。
再建は頭部顔面の再建、顔面神経麻痺に対する再建、乳房再建、手足の再建がおもな領域になります。当科では、手術用顕微鏡を使って組織を移植するマイクロサージャリーという手技を用いて、さまざまな再建手術を行っています。顔面神経麻痺に対しては筋肉・神経移植による動的再建術を、乳癌術後の乳房欠損に対しては下腹部からの組織移植による乳房再建術を、手指の欠損に対しては足指移植による再建術を行っています。
加齢にともなう顔や体の変形にたいしても、当科で専門的治療を行っています。代表は、顔のしみ・しわ・たるみ、および老人性眼瞼下垂症(上まぶたのたるみ)です。老人性眼瞼下垂の原因は皮膚のたるみと瞼を挙げるすじ(眼瞼挙筋腱膜)のゆるみです。手術の際にはこの両者を処理します。また、眼瞼下垂は頭痛や肩こりなどに関与する場合があり、手術により形だけでなく、これらの症状が改善する可能性があります。顔のしみ・しわ・たるみは、当院皮膚科と共同で美容医療を行っています。2011年1月からは現在建築中の新診療棟の中に美容医療センターが設置される予定です。総合的な抗加齢美容医療の拠点を目指しています。
小児形成外科、乳房再建、レーザー、創傷管理、フットケア、抗加齢美容医療
問合せ先内線番号: 2158
E-mailアドレス: keisei@minf.med.fukuoka-u.ac.jp
※病気や健康法に関するご質問などに電子メールや電話でお答えすることはできません。その場合には正式な受診手続または医療相談のかたちをおとり下さい。