2022年02月02日
  • 重要なお知らせ

当院の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)後遺症への対応について

「COVID-19フォローアップ外来」について

新型コロナ感染症では、急性期が過ぎたあとも一部の人に症状が長期化することがあります。これを「ロングCOVID症候群」「ポストCOVID症候群」と呼んでいます。症状としては、微熱、息切れ、動悸、味覚嗅覚障害、脱毛、不眠、頭痛、そして強い倦怠感などです。多くは自然に軽快し、生活に支障をきたすまでにはいたりませんが、特にウイルス感染後疲労症候群(筋痛性脳脊髄炎)は長期化し、日常生活を送れないほど強い倦怠感、疲労感に悩まされることがあります。その病態については、まだほとんどわかっておらず、現段階では特効薬もありません。

福岡大学病院の「COVID-19フォローアップ外来」では、上記の「ロングCOVID-19症候群」に関しての診療を行っています。診療では、その病態が本当に「ロングCOVID-19症候群」なのかをまず診断します。患者さん自身はコロナ後遺症と思っていてもそうではないことがあるからです。治療は主として対症療法になりますが、当科では漢方薬も積極的に取り入れています。診療は原則として完全予約制で、医療機関から当院地域医療連携センターへの事前予約と紹介状が必要となりますのでよろしくお願いいたします。

診療日に関しては、総合診療部の「COVID-19フォローアップ外来」をご覧ください。

令和4年2月2日
福岡大学病院 総合診療部