がんセンター

がんリハビリテーション部門

がんリハビリテーション部門の紹介

がんリハビリテーション部門は2019年度に設立され、以下の活動を開始しました。

高齢がん患者さんは、高血圧・糖尿病をはじめ、がん以外の病気に伴う体の機能の障害や、老化や運動不足による筋力の低下、食事量の減少による栄養障害(痩せ)など体の働きが低下していることがあり、その場合は手術や薬物療法、放射線療法の副作用が強く現れる危険があります。また治療中に転倒する、あるいは感染症や深部静脈血栓症などの合併症を起こすなどし、体調がさらに悪化して入院期間が長くなります。

高齢がん患者さんに対して、入院時に機能評価を行って全身状態を評価することで、治療に伴う合併症の危険性を把握・予測します。その結果、安全に実施できる治療法の選択や合併症の予防に役立ちます。またリハビリテーションを行って低下している機能の回復に努めることで、仕事や家事、学業への早期復帰を目指すことができます。