各部門・センター

医療情報部

各部門・センター紹介

ごあいさつ

診療部長 吉田 陽一郎 Yoichiro Yoshida

2020年4月に医療情報部の診療部長に就任させていただいておりましたが、この度2023年4月よりMedical Informatics&Digital Medicineの教授を拝命いたしました。

これからの医療の発展はデジタル化抜きでは成し遂げることが困難と考えられ、様々な分野でのAIの活用、IoTのユビキタス化を軸に診断・治療方針の決定・治療にいたる全てのプロセスがデジタル化の対象になっております。

福岡大学病院では2024年1月より電子カルテシステムが新しくなり、患者さんがスマホのアプリで外来診察の状況を確認できるようになったり、緊急事態時でも医療ができるだけ継続できるようなBCP対策をしたり、医師のリモートワークを補助する機能や電子カルテ上でオンライン診療ができる機能などを新たに導入する予定です。AIに関しては、2022年11月に胸部X線検査やCT検査の読影補助として既に導入されておりますが、福岡大学発のAI診断を目指して研究開発に挑んでいきたいと思っております。

また、2024年には新たな本館が完成します。デジタル医療は発展途上で、現状では有効性・安全性・コスト・個人情報の問題など課題はたくさんありますが、これらを利用して医療の質の向上を目指していきたいと思っておりますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

特徴・特色

現在、病院診療の特徴や現状を分析公開して、病院を利用している患者さんやご家族に知ってもらうことが求められています。

Clinical Indicator(臨床指標)といわれる病院情報について、積極的に提示していくのも大切な仕事です。電子カルテの導入後には、種々の情報を集めやすくなっており、多彩な観点から作成した Clinical Indicator を順次提示いたします。

医療に関する統計データ

診療録(カルテ)開示件数の5年間推移

(各年度4月~翌年3月の開示件数)

2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 合計
開示件数 405 442 409 395 348 1,999
がん登録件数の推移

(各年1月~12月のがん登録件数)

2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 合計
がん登録件数 1,990 1,954 2,081 2,112 2,100 10,237