各部門・センター
病理部・病理診断科
各部門・センター紹介
ごあいさつ

当部は、当院の開設時から診療部の一部門として開設され、病変から得られた組織や細胞を、顕微鏡を用いて観察し、悪性か良性か、どのような性状の病変かを診断しています。
病理診断が最終診断になることが多く、疾患の治療方針に大きくかかわる部門ですので、正確で迅速な診断をモットーに、全スタッフで真摯に取り組んでいます。6人の病理専門医が最終診断を行いますが、それぞれの専門分野をあわせると、随分広い分野をカバーできるのが強みです。相互に相談しながら診断を行っています。臨床科とのカンファレンスにも積極的に参加しており、意見の交換を大切にしています
特徴・特色

当部では、病理部・病理学教室のスタッフが全員協力して、全身諸臓器の病理診断を正確かつ迅速に報告できるように、病理専門医6名が責任を持って最終診断を行っています。総勢は教授1名、准教授2名(診療教授1名)、講師2名、助教1名、専攻医1名、検査技師8名(うち認定病理検査技師取得者2名、細胞検査士8名)、事務1名よりなっています。これらの病理医が専門とする分野は造血器、骨軟部、消化器、呼吸器、皮膚、乳腺、および中枢神経系の疾患で、より詳細に検索し、精度の高い診断を行っています。
医療に関する統計データ
(各年度4月〜翌年3月に実施された件数)
内容 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|---|---|---|
組織件数 | 11,545 | 10,464 | 11,876 | 11,713 | 11,711 |
組織ブロック数 | 33,832 | 32,829 | 38,001 | 36,809 | 40,222 |
組織プレパラート数 | 92,784 | 91,020 | 103,007 | 92,714 | 94,541 |
免疫染色件数 | 1,658 | 1,809 | 2,319 | 2,365 | 2,495 |
免疫プレパラート数 | 11,884 | 11,837 | 15,243 | 17,404 | 18,177 |
迅速件数(組織診) | 513 | 501 | 520 | 509 | 517 |
迅速件数(細胞診) | 109 | 160 | 235 | 246 | 260 |
細胞診件数 | 6,371 | 5,506 | 5,586 | 4,768 | 5,214 |
剖検数 院内 | 18 | 11 | 10 | 8 | 9 |
剖検数 院外 | 2 | 2 | 0 | 1 | 2 |
剖検総数 | 20 | 13 | 10 | 9 | 11 |
院内剖検率(%) | 6.0 | 3.8 | 5.7 | 3.8 | 6.0 |