診療科

リハビリテーション部

診療科紹介

ごあいさつ

診療部長 鎌田 聡 Satoshi Kamada

大学病院のため、入院期間の短い患者さんが多く、また救命救急センターからの依頼もあり、急性期のリハビリテーションを主に行っております。大学病院全科からのリハビリテーション依頼に対応しているため、小児から高齢者まで対象となる疾患は非常に幅広く多岐にわたっております。リハビリテーション部専属医師4名、リハビリテーション部併任医師1名、理学療法士21名、作業療法士5名、義肢装具士1名、言語聴覚士3名が所属しています。

運動療法と作業療法、言語療法の施設認定を、また日本リハビリテーション医学会の研修施設認定も受けております。心臓リハビリテーションの研修も受け入れております。

リハビリは入院患者さんのみを対象とし、月曜日から土曜日までの毎日、午前中は主にリハビリ室まで移動可能な患者さんを診ており、午後からはベッドサイドリハビリを行っています。骨関節疾患・脳卒中の術後などが過半数を占めていますが、多くの疾患を同時にもっている重複障害の患者さんが増加しており、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の3者が同時に介入する症例も増えています。救命救急センターの重篤な疾患に対するベッドサイドリハビリ、整形外科の手術後に手足や背骨を動かす運動器のリハビリ、脳卒中・パーキンソン病や顔面神経麻痺などに行なう脳血管のリハビリ、肺炎や心臓・肺・消化器の手術前後に行なう呼吸・循環器のリハビリ、乳がん手術後の上肢のリハビリなどを行なっています。腰痛体操、五十肩体操、リウマチ体操、骨粗鬆症体操、パーキンソン体操、赤ちゃん体操など各種体操の実践指導もしています。

特徴・特色

当院は特定機能病院の指定をうけた大学病院であるため入院期間が短く急性期の患者さんが多いのが特徴です。

平成22年4月から脳卒中の患者さんを集中的に治療する脳卒中ケアユニット(SCU)が開設され、専任の療法士を配置して超急性期から365日日曜日・祝日もリハビリを開始できる体制を整えております。また、平成23年1月の新診療棟開院とともに心臓リハビリテーション、平成23年10月よりがんのリハビリテーションも開始しております。

平成23年9月よりロボットスーツHAL(動画)が導入され脳卒中急性期の患者さんに対して歩行訓練を行っております。更に平成25年11月より膝や肘用のHAL-SJが導入され、四肢麻痺や整形外科の手術後の患者さんにも使用しております。各科の患者さんに可能な限り切れ目のないリハビリを提供しています。