診療科

心臓血管外科

診療科紹介

ごあいさつ

診療部長 和田 秀一 Hideichi Wada

当科は、心臓・大血管領域における虚血性心臓病・弁膜症・先天性心疾患・大動脈瘤に対する手術や、閉塞性動脈硬化症・下肢静脈瘤に対する手術を精力的に行っています。

手術後2〜3週間で退院となるにもかかわらず、ハートセンター病棟は満床状態です。循環器内科や救命救急センターとも密接に連携することで、緊急手術を要する疾患にも24時間体制で対応し、常に高度な医療が提供できるよう努めています。

特徴・特色

近年、手術適応となる虚血性心臓病は、ほとんどの症例で心拍動下冠動脈バイパス術を行うことで、体外循環に起因するリスクを回避し、手術侵襲を最低限におさえるよう努めており、良好な成績をあげています。バイパス手術時に使用する血管は基本的に全症例において内視鏡を用いて低侵襲化を図っています。また、僧帽弁に対する人工弁を用いない弁形成術や、左心室形成術、胸部、腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療など新しい治療も積極的にとり入れています。また、経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)も循環器内科の主導のもと、ハートチームとしてとり入れています。

医療に関する統計データ

(各年度4月〜翌年3月に実施された件数)

手術領域/年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
冠動脈 43 38 43 46 32 20
弁膜症 41 43 37 21 30 40
大動脈 146 189 161 158 130 132
末梢血管 99 98 97 97 95 92
その他 33 32 20 33 46 21
合計 362 400 358 355 333 313

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