診療科

循環器内科

診療科紹介

ごあいさつ

診療部長 三浦 伸一郎 Shin-ichiro Miura

当科は、内科系循環器疾患全般の診療、研究、教育を担当しています。

対象疾患は冠動脈疾患(狭心症や心筋梗塞)、不整脈、心不全、心筋症などの心臓病と、冠動脈疾患の危険因子である脂質異常症、高血圧、糖尿病、痛風、肥満などの代謝疾患です。

病棟では年間約1,400人の患者さんを治療していますが、中でも最近の高齢化に伴い、不整脈、心不全、狭心症や心筋梗塞の患者さんが増加しています。

心臓カテ-テル検査数は院内の他科及び院外からの検査依頼を含め年間約800例、経皮的冠動脈形成術(PCI)や下肢動脈形成術は約300例行っています。不整脈に対する電気生理学検査(EPS)は年間160例、又頻脈性不整脈約160例にカテーテル心筋焼灼術(カテ-テルアブレ-ション)、ペ-スメ-カ-及び除細動器(ICD)の植え込み術が約100例行っています。心不全や心筋疾患に対する心筋生検による病理診断も行っています。このような心血管疾患の危険因子となる脂質異常症、高血圧、糖尿病、痛風、肥満、運動不足なども近年さらに増加しています。当科では、治療抵抗性高血圧症および原発性高脂血症、難治性脂質異常症の精査・治療を含めた危険因子の診断と治療にも重点を置いています。

外来診療は月曜日から金曜日の午前中、必ず2〜6名の循環器(代謝)担当医が診療しています。また、心血管疾患に対する心臓リハビリテーション、高血圧や肥満などの生活習慣病に対しては、外来通院による運動や食事指導を含めた多職種連携の治療を実施し、心血管病の一次・二次予防に努めています。

特徴・特色

救急患者は、当科のCCUへ直接あるいは救命救急センタ-経由で受け入れ、外科的治療が必要な場合は心臓血管外科と連携して治療しています。循環器疾患は急性期の治療が生命を左右することもあり、救急患者は24時間体制で受け入れています。

原発性高脂血症の診断は本邦におけるセンタ-の一つとなっており、LDLアファレ-シスを含めた最新の治療を行っています。外来通院にて高血圧や肥満症に対する食事と運動の併用療法で良好な効果をあげています。

関連リンク