各部門・センター
臨床検査・輸血部
各部門・センター紹介
ごあいさつ
患者さんが安心して安全な医療を受けられるよう臨床検査技師と医師が協力して、精度や信頼性の高い検査結果や情報を提供し、診療各科における診療に役立つよう努めています。
検体検査部門は、検査室に検体が到着後、ただちに検査が開始され、自動分析システム等により、尿・血液・生化学検査の多くの項目は、採取後1時間程度で検査結果を報告し、より迅速で正確なものになるよう対応しています。
生体機能検査部門では、心電図検査、心臓および血管超音波検査などをはじめとする循環生理機能査、スクリーニング検査とともに肺拡散能、残気量測定などの呼吸機能検査を施行し、より精密な生理機能検査の結果や情報を提供しています。脳波検査ではデジタル脳波計による解析を行い、中枢神経疾患の診断治療等に活かしています。
当部は、検査部門と輸血部門で構成されています。輸血部門では、輸血に関する検査や血液製剤の管理を担当し、病院で安全で適正な輸血が行われるように診療科を支援する部門で輸血検査や輸血用血液の払い出しを臨床検査技師が24時間体制で実施しています。
その他、各診療科の依頼を受けて、輸血を要する予定手術で患者さんが自分の血液を使用出来るように、前もって採血して保管しておく自己血貯血を行っています。また造血器悪性疾患患者さんからの末梢血幹細胞採取および保存も行い、造血幹細胞移植に携わっています。
特徴・特色
当部では、検体検査部門において、特定機能病院として高度な医療を支援できるように、24時間緊急検査体制で夜間や休日も正確で迅速、かつ信頼性の高い検査結果や情報を提供しています。
循環生理機能検査において、12誘導心電図、Treadmill負荷心電図、Holter心電図、加算平均心電図、心臓超音波検査、血管超音波検査、PWV/ABIなど汎用検査のみならず、関連した先進の生理的検査や研究に取り組んでいます。
医療に関する統計データ
検査部門別・年度別検査件数
検査部門 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
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血液形態検査 | 283,745 | 266,352 | 277,221 | 280,446 | 293,911 |
一般検査 | 94,177 | 88,546 | 91,069 | 92,293 | 95,332 |
遺伝子検査 | 4,764 | 4,292 | 4,821 | 5,082 | 4,531 |
臨床化学検査 | 2,649,713 | 2,488,896 | 2,638,805 | 2,687,917 | 2,830,265 |
微生物検査 | 40,081 | 49,023 | 53,733 | 55,537 | 45,173 |
緊急検査 | 978,826 | 939,109 | 963,333 | 958,814 | 940,538 |
輸血検査 | 29,340 | 27,225 | 27,347 | 28,230 | 30,558 |
外注 | 88,463 | 81,017 | 92,873 | 90,839 | 95,400 |
検体系小計 | 4,169,109 | 3,944,460 | 4,149,202 | 4,199,158 | 4,335,708 |
脳神経機能検査 | 7,464 | 6,354 | 7,198 | 6,093 | 6,014 |
循環機能検査 | 45,247 | 41,331 | 45,226 | 44,180 | 44,989 |
呼吸機能検査 | 6,439 | 5,216 | 5,966 | 5,543 | 5,549 |
生理系小計 | 59,150 | 52,901 | 58,390 | 55,816 | 56,552 |
合計 | 4,228,259 | 3,997,361 | 4,207,592 | 4,254,974 | 4,392,260 |
輸血管理室 年度別自己血貯血症例数
自己血貯血症例数 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
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整形外科 | 129 | 117 | 123 | 114 | 110 |
形成外科 | 3 | 2 | 0 | 1 | 0 |
心臓血管外科 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 |
産婦人科 | 25 | 29 | 35 | 18 | 31 |
歯科口腔外科 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
その他 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
合計 | 157 | 148 | 158 | 135 | 141 |