2020年08月03日
  • お知らせ

福岡大学病院のパーキンソン病外来における遠隔医療

本日、福岡大学病院脳神経内科で、パーキンソン病患者さんを対象に「遠隔診療」が始まりました。

当院には、『福岡パーキンソン病診療センター』があり、地域・近隣のみならず遠方から通院される患者さんもおられます。患者さんの中には運動機能の低下また通院時間や通院にかかる経済的問題等で、遠方からの通院を負担に感じる患者さんもおられます。
このような身体的、心理的、経済的負担を軽減する目的で「遠隔診療」は有効です。「遠隔診療」は、インターネットで、スマートフォンやタブレット端末(iPad)から受診できるオンライン医療サービスです。本人とご家族がタブレット端末等を通じて主治医と対面して症状や日常生活状況の変化などを伝えることが可能で、通常診療(対面診療)とほぼ変わりない医療支援を受けることができます。処方箋の送付、最寄薬局での受け取りや配達もできるために患者さんやご家族の負担の軽減につながります。
現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が流行している中で、患者さんは通院に不安を抱いておりますが、ご自宅で受診することで、感染リスクを軽減することができ安心にもつながります。

今後、福岡大学病院では、「遠隔医療」「医療保険のオンライン資格確認」「オンライン処方」と展開していきます。