薬剤部
薬剤部業務
概要
薬剤部は調剤室、薬品(注射薬)補給室、製剤室、薬品管理室、薬品情報室で構成され、それぞれのセクションが連携して、医薬品の適正使用に貢献するべく、業務を行っています。また、実務実習・早期体験学習(薬学部)、病診薬連携として城南区・早良区を中心とした七隈薬物療法セミナーを通じて、教育や連携にも力を注いでいます。さらに平成18年度より薬剤師レジデント制度を導入し、高度医療に対応できる臨床薬剤師の育成を行なっています。なお、当薬剤部は各種認定薬剤師の研修認定施設に指定され、薬剤師の研鑽に努めています。
構成(2024年4月)
- 薬学部教員:5名
- 薬剤師:61名
- 事務職員:3名
- 薬剤師レジデント:5名
特徴・特色
調剤室
内服薬、外用薬および注射薬について、処方に基づく調剤を行います。また、平成19年より手術部に常駐し、医薬品の安全管理に寄与しています。
その他、周術期管理センター、入退院支援センターに薬剤師を配置し、入院前から患者さんの支援を行っています。
製剤室
高カロリー輸液の調製と共に、既存の医薬品のみでは治療できない患者さんに対して、市販薬を更に加工した特殊製剤などを調製しています。
また、院内の抗がん薬の薬剤師調製率は100%であり、がん専門の薬剤師が副作用確認や薬物治療の説明を行っています。
薬品管理室
院内で使用する全ての医薬品を半自動発注システムで管理しています。平成17年より医薬品SPDを導入し、在庫管理、期限管理、搬送業務を行っています。
薬品情報室
医療スタッフ(医師、看護師など)や患者さんからの薬に関する問い合わせに対応しています。また、薬事委員会、化学療法プロトコール委員会の情報収集・庶務業務を行っています。
薬剤管理指導業務
入院患者さんの処方内容と病状を把握して、ベッドサイドで薬についての説明を行うと共に、処方薬の有効性の確認と副作用の未然回避・早期発見、TDM解析による処方提案等を行っています。また、平成26年より病棟業務実施加算の算定を開始し、副作用報告・プレアボイド報告なども増えています。
チーム医療
各認定を取得した薬剤師が中心となり、感染制御部チーム(ICT)、栄養サポートチーム(NST)、褥瘡対策チーム、緩和ケアチーム(PCT)、精神科リエゾンチーム、臓器移植チーム、高血圧・脂質代謝異常症教室、糖尿病教室などに参加しています。
薬剤師レジデント
レジデント制度の研修期間は1年間または2年間であり、1年目のgeneral practice courseは実務研修、講義や外部研修等を中心に行い、一般的な病院薬剤師業務の技術習得を目指しています。2年目のspeciality courseは、専門的な分野を集中的に学び専門薬剤師へ向けての知識、技術を深めることを目的とします。
研究・学会発表
当部は積極的に臨床研究に取り組んでいます。
学会施設認定
- 日本医療薬学会 認定薬剤師制度
- 日本医療薬学会 がん専門薬剤師制度
- 日本病院薬剤師会 がん薬物療法認定薬剤師
- 日本医療薬学会 薬物療法専門薬剤師制度
- 薬剤師研修受入施設(日本薬剤師研修センター)
取得認定資格者
- 薬学教育協議会認定実務実習指導薬剤師
- 日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師
- 日本薬剤師研修センター漢方•生薬認定薬剤師
- 日本薬剤師研修センター小児薬物療法認定薬剤師
- 日本病院薬剤師会認定指導薬剤師
- 日本病院薬剤師会がん薬物療法認定薬剤師
- 日本病院薬剤師会感染制御専門薬剤師
- 日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師
- 日本病院薬剤師会精神科専門薬剤師
- 日本医療薬学会医療薬学専門薬剤師
- 日本医療薬学会医療薬学指導薬剤師
- 日本医療薬学会がん専門薬剤師
- 日本医療薬学会がん指導薬剤師
- 日本医療薬学会薬物療法専門薬剤師
- 日本臨床腫瘍薬学会外来がん治療認定薬剤師
- 日本静脈経腸栄養学会栄養サポート(NST)専門療法士
- 日本緩和医療薬学会緩和薬物療法認定薬剤師
- 日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師
- 日本医薬品情報学会医薬品情報専門薬剤師
- 日本臨床薬理学会認定薬剤師
- 日本臨床薬理学会認定CRC
- 日本医療情報学会医療情報技師
- 日本糖尿病療養指尊士認定機構糖尿病療養指導士
- 日本くすりと糖尿病学会糖尿病薬物療法認定薬剤師
- 日本くすりと携尿病学会糖尿病薬物療法准認定薬剤師
- 日本サブリメントアドバイザー
- 日本臨床救急医学会認定薬剤師
- 日本腎臓病薬物療法学会腎臓病薬物療法認定薬剤師
- 日本腎臓学会腎臓病療養指導士