福岡大学病院臨床指標

出血性胃・十二指腸潰瘍に対する内視鏡的治療 (止血術)の施行率

目標値:70%以上

必要データセット:DPC 様式1

解説:出血性消化潰瘍に対する内視鏡的治療は、持続・再出血を予防し、緊急手術への移行および死亡率を減少させるため有用です。ただし、出血の程度や状態によって、しばしば内視鏡的治療は施行せず、安静療法等で様子をみる場合もあります。

データの対象期間:2018年度〜2022年度(2018年4月1日〜2023年3月31日)

出血性胃・十二指腸潰瘍に対する内視鏡的治療(止血術)の施行率

※2018~2019年度は「国立病院機構 臨床評価指標 計測マニュアル(Ver.3.1)」、2020~2021年度は「Ver.4.1」、2022年度は「Ver.5」に基づき算出。

※2023年10月1日現在。

指標の定義・算出方法

分子:分母のうち、当該入院期間中に内視鏡的消化管止血術を施行した患者数

分母のうち、様式1の手術情報を参照し、入院年月日から数えて3日以内* に以下の手術が施行された患者を抽出し分子とする。

  • K654 内視鏡的消化管止血術

* 1 ≦ 手術年月日 - 入院年月日 + 1 ≦ 3

分母:出血性胃・十二指腸潰瘍の退院患者数

計測期間において、様式1の該当する傷病の項目(入院契機傷病名)に以下のいずれかの傷病名が記載されている退院患者を抽出し、分母とする。

傷病項目:入院契機傷病名
記載傷病名:K250 胃潰瘍 急性、出血を伴うもの、K260 十二指腸潰瘍 急性、出血を伴うもの