初診・再診の選定療養費について

当院は特定機能病院として、かかりつけの病院や診療所（クリニック）からの紹介状（診療情報提供書）により紹介された患者さんを積極的に受け入れる病院です。

健康保険法により、他の医療機関から200床以上の病院に紹介状を持たずに受診される場合（緊急その他やむを得ない場合を除く）、患者さんより保険診療の自己負担金とは別に「選定療養費」の支払いを受けることが義務づけられています。これに従い、下記のとおり「選定療養費」をいただくことになりますのでご了承ください。

なお、2022年度の診療報酬改定に伴い、10月1日から「選定療養費」の金額が変更となりますのでお知らせいたします。

選定療養費改定について

ただし、以下の場合を除きます。
［初診の場合］
① 自施設の他の診療科から院内紹介されて受診する患者
② 医科と歯科との間で院内紹介された患者
③ 特定健康診査、がん検診等の結果により精密検査受診の指示を受けた患者
④ 救急医療事業、周産期事業等における休日夜間受診患者
⑤ 外来受診から継続して入院した患者
⑥ 地域に他に当該診療科を標榜する保険医療機関がなく、当該保険医療機関が外来診療を実質的に担っているような診療科を受診する患者
⑦ 治験協力者である患者
⑧ 災害により被害を受けた患者
⑨ 労働災害、公務災害、交通事故、自費診療の患者
⑩ 国・地方公費負担医療制度の受給対象患者（地方単独の公費負担医療については特定の疾病または県内の障がいに限る）
⑪ その他、保険医療機関が当該保険医療機関を直接受診する必要性を特に認めた患者（※急を要しない時間外の受診、単なる予約受診等、患者の都合により受診する場合は認められない）
［再診の場合］
① 救急医療事業、周産期事業等における休日夜間受診患者
② 外来受診から継続して入院した患者
③ 災害により被害を受けた患者
④ 労働災害、公務災害、交通事故、自費診療の患者
⑤ その他、保険医療機関が当該保険医療機関を直接受診する必要性を特に認めた患者（※急を要しない時間外の受診、単なる予約受診等、患者の都合により受診する場合は認められない）

●特記事項

1．新型コロナウイルスの感染が疑われる患者が「受診・相談センター」又は保健所等に連絡し、そこからの指示により当院の発熱外来を受診した場合、初診時の選定療養費は求めません。（例として、受診・相談センター又は保健所が患者に当院を案内するとともに、当院へ事前連絡した場合）

2．新型コロナウイルスの感染が疑われる患者が「受診・相談センター」又は保健所等から複数の医療機関を案内され、その中から患者さんが当院を選択し受診した場合、（他医療機関からの紹介状がない初診患者として）初診時の選定療養費の支払いを求めます。

3．新型コロナウイルスの感染が疑われる患者が「受診・相談センター」又は保健所等の案内によらず、患者さんが自治体のホームページを閲覧するなどして当院を受診した場合、（他医療機関からの紹介状がない初診患者として）初診時の選定療養費の支払いを求めます。

時間外の選定療養費について

当院は、第二次・三次救急医療施設として、24時間体制で入院を必要とするような重症の患者さんや緊急で処置等が必要な患者さんの受け入れを行っています。しかし、緊急性の低い（いわゆる軽症）患者さんが少なからず受診しているため、本来の責務である重症の救急患者さんの対応に支障をきたしています。このような状況を改善するために、今後は通常の診療費に加えて11,000円（税込）を時間外の選定療養費としてご負担いただきます。さらに、初診の患者さんで他の医療機関からの紹介状の持参が無い場合は、時間外の選定療養費に加えて7,700円（税込）を初診の選定療養費としてご負担いただきます。

時間外の選定療養費対象時間帯

ただし、以下に該当する場合は、徴収対象外となります。

• 受診後入院となった場合
• 当院で診療継続中の症状増悪によって、時間外に受診の必要があった場合
• 救急で受診することを目的に、他の医療機関からの紹介状を持参された場合
• その他時間外担当医師が、緊急性があると判断した場合

何卒、ご理解とご協力をお願いします。